月曜日

町内会・自治会と災害避難所運営マニュアル

震度7以上の大災害が起こったとき、
公共施設とくに学校が避難場所として指定されています。

その避難所を運営するために現在国が積極的におこなっているのは、
避難所における食料の備蓄だけでなく、運営を地域の町内会・自治会の
人たちが中心となりスムーズに行えるようなマニュアルを作りが行われています。

なぜ町内会・自治会が中心となっているかというと、
地域の自治会ごとに避難所を分けておかないと、一部避難所に
殺到してしまわないようにと安否の確認を取りやすくすること。
があげられます。

町内会・自治会の代表が集まり、指定の避難所における役割を
決め話し合うことで、地域全体の防災意識が高まることもあります。

ふだんよその町内がどういった防災をしているのか、自治会での防災訓練や
食糧備蓄・防災用品などをそろえているのか、など情報交換の場としても
機能しています。

簡単に避難所での役割を説明します。

避難所における役割・担当

総務班
平常時は、資機材・備蓄品の管理、避難所の使用可能な場所の把握
非常時は、避難所の安全確認、資機材・備蓄品の確保、避難所レイアウト設定など。

情報広報班
避難誘導・パニック防止・安否確認、
名簿作成・管理、食糧調達時における配分基本データ
救護・介護を必要とする人の把握
連絡体制、物資配給体制、各種当番の割り振り
ボランティア・一時避難者対策班の人材登録
情報掲示板の設置
障害者、外国人などに対しての伝達方法の検討

救護班
応急救護所の設置
救護・防疫対策に関すること
援助を必要とされる人の把握
救急用品のなどの集積・管理

食糧物資班
平時は、食糧の備蓄について地域住民への啓蒙活動。
非常時は、体制作り、避難者人数の把握と確保
配給物資のトラブル回避
物資の保管・管理、当番制

環境衛生班
避難所内の整理整頓、掃除方法などの検討
パトロール方法の検討
仮設トイレ、風呂などの清掃役割表を作成
伝染病などの予防
ゴミの分別などのルール作り
ペットの室内持ち込みの可否・飼育場所の指定

ボランティア・一時避難対策班
ボランティアの配置
指定避難所以外の避難者への対応
帰宅不能避難者の受け入れ方法の検討
在宅者、その他指定避難所以外に避難した被災者の対策方法の検討
ボアンティアの募集・有資格者の確保
各班への派遣・調整

以上は、避難所での基本的な考えのもとにあるもので、
避難所の規模や地域行政の考え方などによっての差異があります。

関東圏で大災害が起こった場合、行政の機能もマヒします。
ボランティアや自衛隊などの救護活動も首都圏に集中し、
素早い対応は望むべくもないことを覚悟しておく必要があります。

まずは個人個人がしっかりとした防災の対策と準備をし、
いざという時のために地域でしっかりとした避難所を整えておくことが
必要です。

町内会や自治会がどんなものなのかを知っておくことは、
災害時だけでなく暮らしやすい地域を作る上でも重要です。

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