木曜日

光のことばー七夕の句ー 『星めぐり歳時記』より

星合いや影どる水に人の老い

可都理

「星合い」は、星逢い。つまり星の逢引きで、これは江戸の七夕の句である。
七夕の星の恋物語はわが王朝で大人気を博し、星逢いという日本らしいことばも生まれた。
でも、なぜ七夕に水が登場するのだろう? (『星めぐり歳時記』海部宣男著より)

水をことは、ぜひ本書を読んでいただくとして、
江戸の七夕は旧暦なので、晴天が続く8月におこなわれていました。
縁側で一家団欒の星祭り行事として、庶民の間で楽しまれていたようです。
























当時は競って屋根高くささを飾りつけたそうです。
それにしても、すごい高さです。(歌川広重 画)


サマータイムで早く帰れるお父さんお母さんはぜひ、
今夜はベランダや縁側でごちそうを並べて、
星空を眺めて過ごしてみてはいかがでしょうか。

僕も今夜は早く帰って子どもとゆっくり過ごそうと思います。

子どもが短冊に何を書くのかも楽しみです。

※可都理は、江戸時代後期、甲州の人。俳名高かった高桑蘭更の弟子として、蕉風と連なる。

『星めぐり歳時記』の詳細はこちら→★

0 件のコメント:

コメントを投稿